近況
自分は、どちらかといえば変化を楽しむタイプの人間だと思います。環境変化によるメリットを高く評価していて、デメリットはそれほど気にしないタイプ。そんな自分でも、見知らぬ土地での生活を始めるにあたっては大きなストレスを感じるようです。那須塩原市への引っ越し、松本市への引っ越しを経験してわかってきました。
たとえば「ごみの捨て方」ひとつをとっても、最初はよくわからないわけです。たぶん大丈夫だろう、とは思うけれど、もしかしたら誰かに怒られるかもしれない。そんなときは不安を感じます。「わからない」ことは「不安」を生じさせます。
頭の中で不安が大きなウェイトを占めるときの対処法。「わからない」を「わかった」に変えていくのがよいですね。今回、ご近所のみなさんにあいさつしてまわったときに強く実感しました。「あそこの家の人がどんな人かわからない、不安」のカードをめくって「とても親切でおだやかな人だった、ありがたい」に変わると、本当に重量が減ったんじゃないかと思うくらいに心が軽くなります。
さて、こんな調子で対人のアプローチをするときに心強いのが妻の存在です。初対面の人でも、うちの妻がポジティブなオーラをまとって明るく話しかけると、相手の警戒心が解けていくのがわかります。ぼくひとりだとなかなかこうもいかないので、妻の力を借りながらご近所付き合いを楽しんでいます。
とはいえ、妻のこれまでの人生の話を聞いていると、よいことばかりではないようです。小柄な女性が相手となると、なめてかかってくる人、上から目線の人、アドバイスをしたがる人などは珍しくないみたいです。ぼくに対してそういうスタンスで接してくる人はいませんから、同じ社会で暮らしているように思えて、実情には大きな差があるのでしょう。
そういう意味では、われわれふたりはなかなかいいバランスのペアかもしれません。妻の特徴をほどよく活かしながら、変なことにならないようにぼくが注意を払う。ぼくだと相手を身構えさせてしまうようなときは、妻に少し前に出てもらう。ぼくたちなりの、かっこいいフォーメーションを見つけていけたらいいですね。
日々の詳細は日記にて https://scrapbox.io/june29/2023-WN11
今週の一枚
今の家には和室があります。和室の、壺やら日本刀やらお皿やら掛け軸を飾るようなスペースはなんと呼ぶのでしょう? 我が家にはビシッと飾るような上等なものはないので、ぬいぐるみたちの集合場所にしてみました。