近況
先日、妻から相談を受けてワークフローの設計と実装をお手伝いしました。「こういうデータがこれくらいの頻度で生成されて、それをこう加工して、処理が終わったら次にこれを実行して…」と話を聞かせてもらって、やりたいことの全体像を把握して。それに対して「たとえば、こういう運用だったらどう?無理なく続けられそう?」「この方法はお手軽だけど、こういう制約があるよ」などと案を提案してはフィードバックをもらい、詳細を詰めていきます。
今回は、妻がいつも使っているWindows 11の上で動くPythonのスクリプトを実装して納品しました。ふだんWindowsにもPythonにも触れる機会がないので、GitHub Copilotに頼りまくってプログラミングを進めていきました。GitHub Copilotがなければ、実装作業には2〜3倍の時間を要したんじゃないかと思います。もう生成AIなしの生活は考えられませんね。
この手の日曜大工的なソフトウェア・エンジニアリングはけっこう好きで、しばしば、自分自身や、家族、所属するチームのためにソフトウェアを組み上げます。職業としてソフトウェア・エンジニアを選ぶわけじゃないとしても、ちょっとしたソフトウェアを組み立てられるような人がもうちょっと増えると、世の中のいろんなことが捗るんじゃないかと感じています。プロの料理人を目指さなくても得意料理のひとつやふたつはある、家族のための料理はつくる、くらいの距離感のソフトウェア・プレイヤーを増やすにはどうしたらいいでしょうか。
ところで、ぼくが小学生のころ、父親の工具箱にあこがれていました。両側に開いて飛び出す絵本のようにトレイが浮き上がってくるタイプの工具箱、伝わりますかね。
ぼくも大人になったら自分の工具箱を持つようになると思っていたのですが、40歳になった今でも自分の工具箱はありません。ただ、物理工具箱がないというだけで、ソフトウェアも数えてよければすぐに取り出せる道具はたくさんあります。論理工具箱。あとは、ケーブルの類も一通り取り揃えています。各種USBケーブル、HDMIケーブル、LANケーブル、そろそろ役目を終えそうなLightningケーブルなんかはシュッと出てきます。
釘やネジで家具をささっと直したりはできないけれど。想像していたのとはまた別の形で、家族のお困りごとを解決できているのはうれしいことです。
日々の詳細は日記にて https://scrapbox.io/june29/2023-WN37
今週の撮影
松本城が表紙を飾るのは2023年08号以来です。今はケガをしているようで、写真の右の方に包帯が巻かれているのが見えます。
松本城公園ではクラフトビールのイベントが開催されていました。
9月になって、毎日のように稲刈り作業を見かけます。秋の気配を感じる色です。
また次の日曜日くらいに配信予定です
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