人生の新章
自分の人生を、ためしにいくつかの「章」に分けて考えてみると。
第1章 : 下積み (0〜15歳、誕生から中学卒業まで、北海道)
第2章 : 自我の獲得 (15〜24歳、高専入学から大学院卒業まで、北海道)
第3章 : ウェブ大好き会社員 (24〜39歳、会社員、東京都・栃木県)
第4章 : ??? (39歳〜、職業不詳)
おそらくこんな感じにわけると整理しやすいです。この章構成でいえば、次の10〜15年を過ごすであろう新章が幕を開けたのが今年、2023年という位置付けになります。
そんな意識があったもので「去年からの延長線から外れた過ごし方をしよう」と思って暮らしてきました。このニュースレター『週刊少年オオワダ』も新たに始めてみたことのひとつでした。
目に見える形でわかりやすく環境や行動を変えてみたり、それと並行して、自身の価値観の更新にも挑戦していました。
会いたい人に会いに行く
去年の今頃、遠方に住んでいる友人がわざわざぼくに会いにきてくれたことがあって。「お金も時間もかかるだろうに、よくきてくれたね」と言ったら、さらっと「こういうことにお金も時間も使いたいんで」と返ってきて、おどろいて、とまどっちゃうくらいにうれしかったのでした。でも、言われてみれば変なことはなくて、ぼくも見習うことにしました。
今年はおばあちゃんに会いに行けてよかったです。20代のときの自分は帰省の優先順位をかなり低く設定して「おれは東京で楽しくやってるぜ!」という態度で、イキりがあったと思います。COVID-19の流行で「帰ろうにも、帰れない」という期間を経て、先述の友人がしてくれたことの影響もあり、会いに行く判断ができました。
他にも。「この日に松本に行くんだけど、ちょっと会えんか?」と友人が連絡をくれたときには、だいたいすべて応じられました。自由に使える時間をたくさん確保しておくと、会いたい人に会えてハッピーですね。松本市に引っ越してきて、ウェブ経由で知り合っていた松本在住の人たちにもいっぱい会えたし、うれしかったです。
身体で感じる価値を信じる
第3章のときの自分の価値観には「偏りがある」と自覚していました。ベンチャー、スタートアップ、とテクノロジ業界で自身のキャリアを重ねてきたので、やはり資本主義的な考え方の影響下にいました。そこでは効率よく資本を増やすことが「善」とされて、この考えの一切を捨てるつもりはないものの、その考えに染まり過ぎると見落とすことがあるよね、と思います。
自分の中に別の軸も育てたかったので、今年は「平日の昼間、すぐにはお金にならないようなことに時間を使う」に挑戦し、小学校でのボランティア活動などに関わることができました。
小学校の、とくにぼくは低学年のお手伝いをさせてもらうことが多くて、身体で感じる価値に意識的になれました。人間が未知の概念に出会って理解していく瞬間、休み時間の鬼ごっこ、音楽発表会での合唱・合奏、クラスのみんなでつくったスローガン、などなど。そのどれもが「これに価値がないわけないでしょ」と確信できるものでした。
短期で資本的な見返りが期待できることばかりにリソースが集まりがちな社会において、それとは別の流れに乗ってみたいです。今年は「ぼく個人」の活動に終始しちゃいましたが、来年はもっと多くの人とこの感覚を共有してみたいと思っています。
自分と向き合い続ける
総じて「今の自分はなにを大切にしたいのか」を考え続けた2023年だったと思います。大切なことを大切にするために時間の使い方を決めて、実践していく。まだまだ模索の途中なので、2024年にも挑戦と実験を続けていくつもりです。第4章がどんな内容になるかとても楽しみです。
今週の撮影
次の日曜日、最終号を配信予定です
さすがに「新規購読」のボタンは撤去しました。次号、2023年52号が最終号で、大晦日に配信するつもりです。せっかくなので最後までお付き合いいただけたらうれしいです。
メリー・クリスマス!🎅 (とってつけた)
えっ次回が最終号ですか...!
寂しいです😭 また違う形になるのでしょうか?
いずれにせよ、何かしらの発信を今後も楽しみにしております!
毎週楽しみにしていたので、廃刊予定ということにびっくりしました。
また何かの形で発信されることを楽しみに待っています。